2025.07.30住宅・不動産
「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT マンション編ーマーケットレポート2025年7月号」にて、2025年6月の首都圏新築分譲マンション市場動向を発表しました。会員様・関係各社様のダウンロードはこちら。
※ファイルパスワードは別のメールでお送りしております。
【2025年6月の首都圏分譲マンション市場動向 全体概要】
6月の供給は151物件・2,403戸。ほぼ横ばい。埼玉県・千葉県で新規発売がなかったが、継続物件の供給が活発。一方、価格が高騰する東京23区のシェアが40%を超え、全体の価格・坪単価は大幅に上昇。
■供給戸数:2,403戸。前年同月(2,408戸)に比べ▲0.2%の減少。ほぼ横ばいながら6か月連続で前年同月を下回っている。エリア別では、東京23区(1,022戸/+15.7%)、都下(310戸/+96.2%)、神奈川県(622戸/+56.3%)で大幅に増加。一方で、埼玉県(198戸/▲42.4%)、千葉県(251戸/▲56.1%)では大幅に減少した。
■平均契約率:74.1%。2か月ぶりに70%を上回った。前年同月比(75.7%)では▲1.6ポイント低下した。エリア別では、東京都(77.9%/+3.4pt)、神奈川県(79.3%/+16.5pt)、千葉県(75.7%/▲9.3pt)で70%を上回った。一方で、都下(58.7%/▲12.2pt)、埼玉県(60.6%/▲16.1pt)では70%を下回った。
■平均価格:9,531万円。前年同月(7,528万円)に比べ+26.6%の大幅な上昇。2か月連続で前年同月を上回っている。千葉県(6,119万円/▲1.2%)以外のエリアで上昇。上昇エリアは東京23区(12,198万円/+16.8%)、都下(7,686万円/+51.7%)、神奈川県(8,640万円/+40.0%)、埼玉県(5,784万円/+7.0%)。
■平均面積:67.69㎡。前年同月(67.32㎡)に比べ+0.5%の拡大。エリア別では、東京23区(65.96㎡/+3.9%)、都下(63.83㎡/+5.4%)、神奈川県(70.26㎡/+3.9%)、埼玉県(67.42㎡/+1.3%)で拡大。一方で、千葉県(73.37㎡/▲0.4%)ではやや縮小した。
■平均坪単価:@465.5万円/坪。前年同月(@369.7万円/坪)に比べ+25.9%の大幅な上昇。平均価格同様、2か月連続で前年同月を上回っている。千葉県(@275.7万円/坪/▲0.8%)以外のエリアで上昇。上昇エリアは、東京23区(@611.4万円/坪/+12.5%)、都下(@398.1万円/坪/+43.9%)、神奈川県(@406.5万円/坪/+34.8%)、埼玉県(@283.6万円/坪/+5.6%)。
エリア別概要などの詳細は下記、不動産統計資料ページでもご確認いただけます(随時更新)。
※不動産統計資料ページはこちら。
【2025年上半期の首都圏分譲マンション市場動向 全体概要】
2025年上半期(1~6月)の供給は777物件・11,237戸。新規発売の減少が大きく前年同期から約2,000戸減少。価格・坪単価は+20%前後の急激な上昇の一方で、平均契約率は74.8%と「需給安定」市場が継続。
■供給戸数:11,237戸。前年同期(13,235戸)に比べ▲15.1%の大幅な減少。エリア別では、都下(1,273戸/+31.0%)、埼玉県(1,570戸/+27.4%)で大幅に増加。一方で、東京23区(4,180戸/▲13.6%)、神奈川県(2,804戸/▲18.8%)、千葉県(1,320戸/▲39.3%)では大幅に減少した。
■契約率:74.8%。前年同期(75.9%)に比べ▲1.1ptの低下。エリア別では、東京23区(75.9%/+1.6pt)、神奈川県(76.5%/+1.1pt)、埼玉県(73.2%/+4.8pt)、千葉県(76.7%/▲6.0pt)で70%を上回った。一方で、都下(67.6%/+0.9pt)では70%を下回った。
■平均価格:8,808万円。前年同期(7,364万円)に比べ+19.6%の大幅な上昇。東京23区(12,543万円/+24.9%)、都下(7,132万円/+27.5%)、神奈川県(7,105万円/+12.4%)、埼玉県(6,106万円/+18.8%)で大幅に上昇。一方で、千葉県(5,741万円/▲0.7%)ではやや低下した。
■平均面積:65.42㎡。前年同期(66.47㎡)に比べ▲1.6%の縮小。東京23区(64.22㎡/+1.9%)以外のエリアで縮小。縮小エリアは、都下(62.67㎡/▲4.2%)、神奈川県(66.12㎡/▲2.6%)、埼玉県(64.81㎡/▲0.7%)、千葉県(69.75㎡/▲1.0%)。郊外部は一様に縮小している。
■平均坪単価:@445.1万円/坪。前年同期(@366.2万円/坪)に比べ+21.6%の大幅な上昇。東京23区(@645.7万円/坪/+22.5%)、都下(@376.2万円/坪/+33.2%)、神奈川県(@355.3万円/坪/+15.4%)、埼玉県(@311.5万円/坪/+19.6%)、千葉県(@272.1万円/+0.2%)。東京23区は2023年上半期(@595.7万円/坪)と比べても+8.4%の上昇となる。
【マーケットレポート 2025年7月号 その他の掲載内容】
■注目物件頁「リビオ亀有ステーションプレミア」:「亀有」駅徒歩3分の駅近物件。従来相場を大きく上回る価格設定でも、堅調な売れ行き。
■特集頁「首都圏分譲マンションの駐車場設置率」:新規発売年ベースで都県別に駐車場設置率(原則、総販売戸数に対する駐車場台数/総戸数×100%)を集計。駅距離別・都県別の傾向を整理。
※詳細は「マーケットレポート 2025年7月号」でご確認ください。マーケットレポートについてのお問合せはこちら。
※文章の引用・公表数値の利用を希望される場合は、事前に下記の連絡先までお問い合わせください。
<本件に関する問い合わせ>
担当:第二事業本部
TEL:03-6459-0265 / FAX:03-5408-1684