何が起きるかわからない
海外調査。
この経験が成長につながる。
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人と仕事

M.T
第一事業本部 副主任
2013年キャリア入社
大学院・国際関係学修了
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入社理由

好奇心を満たしてくれる仕事がしたい

大学を出て1年間学校教諭をした後、アメリカの大学院へ2年間留学して当社に入社、という一風変わった経歴を持っております。
私が仕事を決める基準は、「海外に関連した仕事であること」と「好奇心を満たしてくれる仕事であること」の2点でした。調査会社に絞って企業探しをしたところ、当社を発見。「今後海外調査をさらに伸ばしていく」と聞き、自分がその中心となることもできると期待し、入社しました。

現在の仕事内容

仕事の8割は海外調査。月の半分は世界へ

期待通り、現在私の仕事の8割以上が海外調査です。月の半分以上は海外出張で、これまでアジア、北米、欧州、豪州、ざっと15ヵ国へ赴いています。
調査内容は千差万別で、秘密の部分が多いのですが、たとえば化学メーカーの依頼で世界需要を調べたことがあります。アメリカにあるフィルムメーカーにアポイントを取り、世界市場についてインタビューしました。あまり知られていない情報も、直接話をするからこそ引き出せる部分もあり、有意義な調査になりました。

海外調査の方法

アポイントが取れれば、仕事の7割は終了

基本的な調査設計は、国内も海外も同じです。クライアントの知りたいことがあり、それを誰に聞くべきかを徹底的に検討し、キーパーソンを特定します。インタビューする相手が確定すれば仕事の5割、アポイントまで取れれば7割は終わったと言えます。
ただし海外の場合、スケジュールの確定が難しいのです。ドタキャンもあり得るため、臨機応変な対応が非常に重要となります。

仕事の面白さ・難しさ

「苦労の先にある情報」を探り出す快感

無事にヒアリングを終えるまで、緊張の連続です。特に海外の場合、ひとつ予定が狂うと全体が崩れていき、再調整が難しくなります。それでも、「そこまでしないと手にできない情報を探り出している」という手応えと自負は大きいです。毎回が学びと発見の連続で、知的な満足度も大きいです。

この仕事に求められる能力

泥臭い粘り強さが不可欠

学ぶことが好きで知的好奇心の強い人でないと、面白くないし、続かない仕事だと思います。特に海外調査はアポ取りから航空券やホテルの手配、現地での移動手段調達まで、すべて自分で行うのが基本です。トラブル対応力や、泥臭く目的を果たす粘り強さを身につけてほしいと思います。

目標・夢

海外調査のエキスパートを目指す

海外に関する情報発信を行う「グローバルマーケティングラボ」というサイトの運営にも携わっています。海外調査のエキスパートになることが、私の進むべき道だと自覚しています。
海外出張では観光などしませんが、最近、プライベートで海外へ行くようになりました。イタリアで革製品を買って帰ってくるとか、ベトナムの海岸を走って減量するとか、マニアックな旅行を楽しんでいます。

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海外調査は、いつも波瀾万丈

「ふぅ。やはり断られたか」

Y.Mは、米国のメーカーを最重要ヒアリング対象に選定。考え得るルートを駆使して取材の申込みを行ったが、結果はNo。
「調査設計の段階で、『この内容を聞くなら誰がベストか』を徹底的に検討します。優先順リストを作成し、うまくアポイントが取れれば仕事は終わったようなものですが、そう簡単にはいきません」

「ありがとうございます。よろしくお願いします」

再検討の結果、米国企業と取引のあるマレーシアのメーカーと交渉を行ったY.Mは、約束を取り付けることに成功した。経営企画部のスタッフ、技術部門の部長、それと営業部門の米国担当者。
「さらに機械の専門商社と、日系企業の現地工場長ともアポイントを取りました。ひとつのテーマを多面的に調査するのが当社の持ち味です」
行程が確定すると、Y.Mは飛行機とホテルを手配。2泊3日、強行軍の取材出張だ。

「え、都合が悪くなったのですか?」

3日目の朝、Y.Mは機械商社からの電話で起こされた。外せない商談が入ってしまったという。
「こういうことは、国内でもあります。ただ海外の場合、『また来ます』というわけに行きません」
Y.Mの行動は素早かった。少し考えた後、候補に挙がっていた他の商社に連絡。「夕方なら話せる」という約束を取り付けると、飛行機を最終便に変更し、インタビューを成功させた。

海外の肉声を盛り込んだ調査報告書は、クライアントから高く評価された。しかしホッとする間もなく、翌週には欧州出張が待っている。
「緊張の連続ですが、世界で唯一の情報を集めている誇りがある。最高の手応えです」

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