市場データ

首都圏建売住宅市場動向(2019年)

2019年8月

【2019年8月の建売住宅市況】

供給状況

2019年8月に供給された建売住宅は41物件・315棟であった。前月・7月(36物件・313棟)に対して物件数は13.9%の増加となったものの、棟数はほぼ同数と言って良い水準にとどまった。埼玉県は物件数の3分の1が販売棟数1棟の捕捉であり、棟数が伸びない要因となった。埼玉県の1物件当たりの平均棟数は5.1棟と少なく、多かった東京都(10.3棟)の半分の水準。

都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は3.5割、神奈川県は2割、埼玉県は2.5割弱、千葉県は2割弱。前月と同様に千葉県の供給が少なかった。前月比では神奈川県のみが減少しており、他都県は若干の増加となった。

東京都では大型開発物件が新規供給された。「ファインコート石神井公園 ザ・グランプレイス 第1期」(12棟、全54区画)、「ファインコート国分寺恋ヶ窪 ココロクロス 第1期」(22棟、全40区画)の2物件。第1期分は消費税引き上げ前の9月末が引き渡し予定であり、消費税8%の価格で購入できる物件として販売された。拾遺では「オーベルコート世田谷弦巻」(10棟)、「プラウドシーズン練馬春日町」(10棟)などを捕捉している。
神奈川県の新規物件は「バウスガーデン新百合ヶ丘 ケーニッヒヴィラ」(18棟)、他1物件(期分け継続物件)。拾遺物件では「オーベルコート青葉台 第1期1・2次」(8棟)など。
埼玉県の新規物件は「マインドスクエア戸田」(9棟)などが挙げられるが、拾遺物件が主力となった。
千葉県は新規と拾遺の捕捉物件が半々、棟数では新規は4割強、拾遺は6割弱の割合となった。新規では「マインドスクエア北松戸ファーステラス」など。

 

(都県別最多平均ライン:8月)

 東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格6,000万円台
 神奈川県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格6,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 千葉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台
 

契約状況
2019年8月の月間契約率は63.5%。前月・7月(71.9%)から▲8.4ポイントの大幅下落となり、6割台前半に逆戻りした。下落したとはいえ、6月以降は6割以上が継続している。

都県別の契約率を見ると、東京都は8.5割強、神奈川県は7.5割強、埼玉県は3.5割、千葉県は4割弱。二極化しており、低水準の埼玉県と千葉県の契約率を東京都と神奈川県により相殺している。

東京都は拾遺の完売補足物件が多く、新規の大型開発2物件も好調であったため、平均契約率は高止まった。完売捕捉物件でも即日完売や初月完売は見られず、実際には厳しい内容となっている。
神奈川県は「バウスガーデン新百合ヶ丘 ケーニッヒヴィラ」(18棟)が複数区画に倍率を付けており、好調な売れ行き。「アグレシオ エグゼ 青葉藤が丘」(3棟)も好調であった。
埼玉県はIoT採用住宅の「コネクトハウス越谷」(8棟)が好調。
千葉県は「ハーディッシュ・コート新八柱 プライムフィールド」(6棟)が好調。

 

(都県別供給・契約動向)

■東京都:113棟 … 契約率87.6%
「オーベルコート世田谷弦巻」(10棟)は東急田園都市線「桜新町」駅徒歩14分。公道、開発道路(アルゼンチン斑岩舗装)ともに幅員6mと広く、開放感のある街並みを構成している。全熱交換換気システムを採用するなど細部の仕様も高く、平均価格は1億円超え。シャッターゲート付きの南接道区画の人気が高かった。
■神奈川県:65棟 契約率76.9%
「バウスガーデン新百合ヶ丘 ケーニッヒヴィラ」(18棟)は小田急線「新百合ヶ丘」駅徒歩11分。4回に分けて登録・抽選しているが、4割弱の計7区画に各2倍の倍率が付いた。新百合ヶ丘駅最寄りの立地、土地・建物面積の広さ、日照条件、住環境が評価された。購入者の半数は広域客。
■埼玉県:76棟 … 契約率35.5%
「コネクトハウス越谷」(8棟)は東武伊勢崎線「越谷」駅徒歩14分。区画整理された住宅地内で人気の高い立地。共働き傾向が強まる中、当売主としてIoTを初採用した。青田売りで訴求ポイントが見えにくいため、物件説明材料として有効であった。
■千葉県:61棟 … 契約率39.3%
「ハーディッシュ・コート新八柱 プライムフィールド」(6棟)は武蔵野線「新八柱」駅徒歩5分。青田販売により、発売から1ヶ月以内に完売した。駅近立地、かつ生活利便性と住環境の良さが両立する点が評価された。大きめのカウンター(堀机)を設置したDENスペースの「ステアリビング」も好評。

2019年7月

【2019年7月の建売住宅市況】

供給状況

2019年7月に供給された建売住宅は36物件・313棟であった。前月・6月(46物件・401棟)に対して約2割の減少となった(物件数は▲21.7%の減少、棟数は▲21.9%の減少)。物件数の減少に比例した棟数の減少であり、捕捉物件が少なかった。

都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は3.5割弱、神奈川県は2.5割弱、埼玉県は2.5割弱、千葉県は1割弱。千葉県の割合が小さく、前月比では棟数が3分の1に減少した。東京都も前月比で減少した一方、神奈川県と埼玉県は増加した。棟数規模としては、東京都は3桁に乗ったが、神奈川・埼玉・千葉の3県は2桁にとどまった。

東京都の主な新規供給は「プラウドシーズン世田谷桜上水第1期1・2次」(12棟)、「プラウドシーズン自由が丘 光彩の邸 第1期」(11棟)、「ファインコート久我山アベニュー 第1期」(10棟)、「ファインコート国分寺 パークサイドプレイス 第1期」(8棟)などが挙げられる。拾遺では「ファインコート大山」、山手線内立地の「ファインコート茗荷谷」など。
神奈川県の新規物件は期分けの継続販売物件のみであり、拾遺捕捉の「レーベンプラッツ辻堂海浜公園」(36棟)が供給棟数のベースとなっている(全棟数の半数弱)。そのほかでは駅近立地の「グランフォーラム青葉台一丁目」(11棟)など。
埼玉県は新規物件が多数を占めており、「ミライズ三郷中央 第27期」(16棟)、「すみかプラス北越谷」(6棟)などが供給された。
千葉県は捕捉物件が4物件と少なく、拾遺の「フォレストステージ北松戸 第1期1次~第6期2次」(33棟)によって供給規模の体裁を保った形。新規では「マインドスクエア新柏 アーバンリゾート」(9棟)が供給された。

 

(都県別最多平均ライン:7月)

 東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格7,000万円台
 神奈川県:土地125~149㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 千葉県:土地100~124㎡、125~149㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台
 

契約状況
2019年7月の月間契約率は71.9%。前月・6月(64.3%)から7.6ポイントの大幅上昇となった。前月は今年に入って初の6割台であったが、当月は今年に入って初の7割台に乗った。

都県別の契約率を見ると、東京都は7割、神奈川県は9.5割、埼玉県は4.5割弱、千葉県は7.5割強。神奈川県の契約率が突出し、千葉県も高い水準であり、平均契約率は7割台となった。しかしながら神奈川県、千葉県共に大型の拾遺物件の捕捉を背景とした高契約率であり、内容を伴った「7割台」とは言えない。

東京都は拾遺の完売補足物件が多く、平均契約率は高止まった。「ファインコート大山」(11棟)は最高4倍、平均2.3倍の高人気で即日完売した。一方、新規は高額物件が主力であるため客付けが厳しく、初月完売していない。
神奈川県は新規の「ファインコート辻堂ザ・アベニュー 第1期3・4次」を含め、ほとんどの物件が完売補足であり、高契約率となった。
埼玉県は青田販売物件が主力であり、契約率は低調となった。
千葉県は拾遺の「ブリックステイト松戸・稔台」(7棟)が好調であった。

 

(都県別供給・契約動向)

■東京都:108棟 … 契約率71.3%
「ファインコート大山」(11棟)は東武東上線「大山」駅徒歩10分。主要ターミナルであり、商業・文化施設が集積する「池袋」から徒歩圏という「近さ」への評価が高く、人気を集めた。土地面積は狭いが、建物面積は28~29坪を確保した2階建てである事から、立地の希少性を考慮すると割安感があった。4区画に最高4倍の倍率が付き、平均2.3倍で即日完売した。
■神奈川県:75棟 契約率96.0%
「グランフォーラム青葉台一丁目」(11棟)は東急田園都市線「青葉台」駅徒歩4分。青葉台駅最寄りではこれまでに無い駅近立地であり、地元層から高評価を得た。区画内の配棟位置も考慮しており、日照条件の良い街区構成になっている。
■埼玉県:74棟 … 契約率44.6%
「ブルーミングガーデン川口市鳩ヶ谷本町3丁目」(4棟)は埼玉高速鉄道「鳩ケ谷」駅徒歩15分。バス便立地が供給の主力の中、やや駅距離があるが徒歩圏立地で土地・建物面積も広めの設定。
■千葉県:56棟 … 契約率76.5%
「ブリックステイト松戸・稔台」(7棟)は新京成線「みのり台」駅徒歩5分。駅近立地で生活利便施設が身近に充実している。土地面積は駅近の割には36~38坪とゆとりがあり、日照条件が良い。直径9mのクルドサックの開発道路も好印象であり、建物完成の1ヶ月半以上前に完売した。プレファミリーの若年層が購入の中心となり、地縁の無い都内客も購入している。

2019年6月

【2019年6月の建売住宅市況】

供給状況

2019年6月に供給された建売住宅は46物件・401棟であった。前月・5月(33物件・260棟)に対して物件数は39.4%の増加、棟数は54.2%の増加となった。比較する前月の母数が小さいため、物件数・棟数は共に大幅な増加率を示したが、ボリューム的には普通に戻ったというレベル。

都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は3.5割強、神奈川県は1割弱、埼玉県は1割強、千葉県は4割強。東京都と千葉県に供給が偏っており、合わせると8割弱を占める。前月は供給規模が小さかったにも係わらず、神奈川県と埼玉県は前月比で減少しており、全体的な供給の回復ではなかった。

東京都は大型開発2物件がスタートした。「プラウドシーズン稲城若葉台 第1期」(25棟、全212区画)、「リーフィア南大沢ガーデンズ 第1期1次」(15棟、全185区画)。このほかにも大手の新規物件が目立っており、「プラウドシーズン世田谷砧 第1期」(14棟)、「ノイエ久が原プレイス」(4棟)、「リーフィア経堂四丁目 第1期」(6棟)などが挙げられる。
神奈川県の新規物件は期分けの継続販売物件のみであり、販売棟数も少なかった。拾遺物件も大きな物件は無く、供給棟数は低水準となった。
埼玉県の新規物件は「フォレストレ南与野 第1期」(10棟)、「北浦和リンクス 第1期」(10棟)などが供給された。
千葉県の供給棟数の核となっているのは、新規では「リーズン市川・本八幡プライムステージ 第1期1・2次」(19棟)、「柏の葉×ひととき 南柏 第3期」(21棟)、拾遺では「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央 Ⅱ街区 第1・2期」(43棟)。

 

(都県別最多平均ライン:6月)

 東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台
 神奈川県:土地125~149㎡  建物90~99㎡、100~109㎡  価格4,000万円台、5,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 千葉県:土地125~149㎡  建物100~109㎡  価格3,000万円台
 茨城県(1物件):土地150~174㎡  建物100~109㎡  価格4,000万円台

 

契約状況
2019年6月の月間契約率は64.3%。前月・5月(57.3%)から7.0ポイントの大幅上昇となり、今年に入って初めて6割台に乗った。

都県別の契約率を見ると、東京都は8.5割弱、神奈川県は6割強、埼玉県は5割、千葉県も5割。東京都の契約率が高く、埼玉県、千葉県も大負けしなかった事から、平均契約率は6割台となった。

東京都は新規・拾遺ともに完売物件が多く(物件数比で66%)、契約率を高めた。新規物件の完売では「ノイエ久が原プレイス」(4棟)、「リーフィア南大沢ガーデンズ 第1期1次」(15棟)、「リーフィア経堂四丁目 第1期」(6棟)など。拾遺では「アグレシオ プラス亀有」(5棟)が発売3週で完売、「ファインコート杉並善福寺公園」(12棟)も好調であった。
神奈川県は拾遺の高額物件「プラウドシーズンあざみ野二丁目」が好調であった。
埼玉県は拾遺の完売捕捉により契約率が支えられた。
千葉県は拾遺の「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央 Ⅱ街区 第1・2期」(43棟)を9割の契約率で補足しており、全体水準を底上げした。

 

(都県別供給・契約動向)

■東京都:147棟 … 契約率84.4%
「ノイエ久が原プレイス」(4棟)は東急池上線「久が原」駅徒歩4分。駅近で閑静な住宅地立地の評価が高く、周辺では土地面積30坪以上、2階建ての供給は少なく希少性があった。
「アグレシオ プラス亀有」は常磐線「亀有」駅徒歩9分。駅と商業施設が近く、かつ静かな住宅地立地が評価された。周辺よりも価格は高いが広く、4部屋タイプを主力にした事も成功要因。

■神奈川県:33棟 契約率63.6%
「プラウドシーズンあざみ野二丁目」(17棟)は東急田園都市線「あざみ野」駅徒歩4分の駅近立地の評価が高く、全棟1億円超えの高額設定にもかかわらず人気を集めた。反響は1,000件を超え、来場者は310組強と集客力が高かった。
■埼玉県:47棟 … 契約率51.1%
「ブルーミングガーデン新座Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期」(18棟)は武蔵野線「新座」駅徒歩19分。周辺には大型店舗が数多くあり、東武東上線「朝霞台」駅へのバス便が利用できる。朝は運行本数が多く、最寄りバス停から始発も運行される。
■千葉県:172棟 … 契約率51.7%
「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央 Ⅱ街区 第1・2期」(43棟)は全274区画の大規模開発。特急停車駅、商業施設が集積する利便性、物件の広さ、住環境などが評価されている。沿線のハウスメーカー大型開発物件と競合しつつも、年間を通してコンスタントに進捗している。

2019年5月

【2019年5月の建売住宅市況】

供給状況

2019年5月に供給された建売住宅は33物件・260棟であった。前月・4月(38物件・366棟)に対して物件数は▲13.2%の減少、棟数は▲29.0%の大幅な減少となった。ゴールデンウィーク商戦自体がクリアランス対象であったのか、新規供給は少なく、捕捉した新規物件も期分け販売が目立った。物件数の減少もさることながら、1物件当たりの棟数が少なく(平均7.9棟)、供給棟数は大きく減少した。⇒各都県とも2桁供給にとどまった。
都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は3割強、神奈川県は1割強、埼玉県は3割、千葉県は2割強。前月比では東京都と埼玉県の減少幅が大きかった。
東京都は棟数が多い物件でも12~13棟止まりであり、1物件当たりの棟数は7.3棟と少なかった。新規では「アリオンテラス一之江 第1期1次」を捕捉している。拾遺では「プラウドシーズン西落合」(12棟)、「ファインコート久我山 ザ レジデンス」(9棟)、「ファインコート練馬豊島園」(11棟)などが主だったところ。物件の平均価格帯では3,000万円台~1億円以上のレンジに広がっている。
神奈川県の新規物件は期分けの継続販売物件のみ。拾遺では「ファインコート栗平ステーションゲート 第2期~最終期・南街区」(13棟)などを捕捉した。
埼玉県は拾遺物件が主力となっており、「ママトコ三郷中央 第1期3次~5期(28棟、全37棟)が供給棟数の核となっている。
千葉県のみ新規物件が主力となっており、「リーズン八千代緑が丘 クリエイティブサイト92 空と森の街区」(19棟)、「パレットコート南柏 グラン・ヴィスタ 第1期2次」(12棟)など。

(都県別最多平均ライン:5月)

 東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台、1億円以上
 神奈川県:土地125~149㎡  建物100~109㎡  価格5,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台、4,000万円台

 千葉県:土地125~149㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台

契約状況
2019年5月の月間契約率は57.3%。前月・4月(56.3%)から1.0ポイントの上昇となったが、1月以降、依然として5割台が続いている。
都県別の契約率を見ると、東京都は7割強、神奈川県も7割強、埼玉県は5.5割、千葉県は3割弱。東京都、神奈川県は供給棟数が少なかったため、平均契約率の底上げ効果は弱かった。
東京都は「ファインコート久我山 ザ レジデンス」(9棟)が1億円超え区画に倍率を付けており、早期完売した。「プラウドシーズン西落合」(12棟)、「ファインコート練馬豊島園」(11棟)も好調であった。
神奈川県は新規物件が低調であった一方、完売捕捉の拾遺物件により契約率は7割を上回った。
埼玉県は「パレットコート三郷中央 第1期3次~5期」(28棟)、その他の拾遺の完売捕捉により、契約率は5割台に引き上げられた。
千葉県は完売物件が拾遺の「ローレルヒルズ手賀の杜 第34期」(10棟)のみであり、契約率は低い水準となった。

(都県別供給・契約動向)

■東京都:87棟 … 契約率72.4%
「プラウドシーズン西落合 第1・2期」(12棟)は都営大江戸線「落合南長崎」駅徒歩8分、西武池袋線「東長崎」駅徒歩7分。徒歩10分圏内で2駅2路線が利用できる利便性、住環境の良さ、土地面積30坪以上・建物面積30坪中心が評価された。1棟を除いて1億円を上回る高額設定であったが、立地、都心アクセスの評価により、予想よりも若い年齢層の購入が多かった。
■神奈川県:36棟 契約率72.2%
「アグレシオエグゼ横濱白楽」(4棟)は東急東横線「東白楽」・「白楽」駅から各徒歩9・13分、京浜東北線「東神奈川」駅徒歩13分。2路線が利用でき、導線を含めて周辺は起伏が大きいが当該地は平坦、土地面積37~38坪・建物面積31坪のゆとりの設定などが評価された。
■埼玉県:80棟 … 契約率55.0%
「ママトコ三郷中央」(全37棟)はつくばエクスプレス「三郷中央」駅徒歩12分。開発規模、街区構成の良さ(接道条件が弱いのは車庫幅接道が1区画のみ)、間取りのバリエーションなどが評価された。つくばエクスプレスの集客力の効果により、都内からの購入が3割近くを占めた。
■千葉県:57棟 … 契約率28.1%
「ローレルヒルズ手賀の杜 第34期」(10棟)は購入者属性が近頃の傾向と異なった。居住地と勤務地の点で地元及び県内への集中度が特に高い一方、年齢や年収はこれまでと変わらなかった。広さ、環境、価格評価により若年層のプレファミリーが購入の大半。

 

2019年4月

【2019年4月の建売住宅市況】

供給状況

2019年4月に供給された建売住宅は38物件・366棟であった。前月・3月(45物件・404棟)に対して物件数は▲15.6%の減少、棟数は▲9.4%の減少となった。ゴールデンウィーク商戦に向けての準備期間という事もあってか、供給は少なかった。埼玉県は当月の新規物件が主力となっているが、他都県は拾遺物件の捕捉が大半を占めた。東京都は前月比で大きく増加し、神奈川県は大きく減少した。
都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は4割弱、神奈川県は1割弱、埼玉県は3割強、千葉県は2割。前月は横並びの供給であったが、当月は東京都が多いという点で通例のメリハリが付いた。
東京都は小口供給中心の販売状況が少し改善された。主だった物件では「プラウドシーズン世田谷砧五丁目」(12棟)や「アグレシオ エグゼ プレミアム杉並久我山」(12棟)などを捕捉している。価格面で多様な物件が供給されているのは前月と同様であり、物件の平均価格帯では3,000万円台~1億円以上のレンジに広がっている(9,000万円台のみ空白)。
神奈川県では拾遺で「プラウドシーズン横浜中山 陽光の街」「ザ・パークハウス ステージ東戸塚」を捕捉した。
埼玉県は新規供給の2桁棟数物件が多く、主な物件では「マインドスクエア浦和」(21棟)、「木箱のまち一ノ割」(17棟)など。
千葉県は常磐線、新京成線沿線での供給が主力となった。棟数が多い物件では「ゆらぎ柏 第1期」(17棟)を捕捉した。

(都県別最多平均ライン:4月)

東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台、6,000万円台、8,000万円台、1億円以上
神奈川県:土地125~149㎡  建物90~99㎡  価格6,000万円台
埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台

千葉県:土地125~149㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台

契約状況
2019年4月の月間契約率は56.3%。前月・3月(52.2%)から4.1ポイントの上昇となったが、1月以降続いている5割台前半~半ばの水準は変わらなかった。
都県別の契約率を見ると、東京都は6割強、3物件のみの捕捉となった神奈川県は9.5割強、埼玉県は5.5割強、千葉県は2.5割弱。神奈川県の契約率が高かった事や、供給の多かった埼玉県が通例よりも堅調な数値であった事から、平均契約率を5割台半ばに維持できたと言える。
東京都は「プラウドシーズン世田谷砧五丁目 第1・2期」(12棟)、青田販売の「アグレシオ エグゼ プレミアム杉並久我山」(12棟)が好調であった。
神奈川県では「ザ・パークハウス ステージ東戸塚」が概ね順調な売れ行きであった。
埼玉県は新規物件の「浦和美園 E-フォレスト コネクテッドサイト 第2期」(15棟)が好調であった。「ミライズ三郷中央 第26期」(15棟)も継続販売物件ながら堅調な売れ行きを保っている。
千葉県は「ブリックステイト梅郷」(7棟)が青田販売により1ヶ月で完売した。

(都県別供給・契約動向)

■東京都:140棟 … 契約率62.1%
「プラウドシーズン世田谷砧五丁目 第1・2期」(12棟)は小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅徒歩8分。駅近、かつ供給の少ない駅南側の住宅地内立地は希少性があり、地元の高予算層を取り込めた。「アグレシオ エグゼ プレミアム杉並久我山」(12棟)は京王井の頭線「久我山」駅徒歩6分、都立高井戸公園予定地に近い。紙媒体は実施しておらず、地元層が物件に気が付かない内に、情報感度の高い広域層が早期に反応し、青田で埋まっていった。
■神奈川県:35棟 契約率97.1%
「ザ・パークハウス ステージ東戸塚」(17棟)は横須賀線「東戸塚」駅徒歩13分。北接道と北入り敷延が主体であったが、間取りの納まりの良さから敷延の方が人気となった。全棟に設置した固定階段付小屋裏収納(平均7.4畳)、ルーフバルコニー(平均5.7畳)が好評であった。
■埼玉県:117棟 … 契約率57.3%
「パレットコートみずほ台 カーサブランカ 第1・2期」(20棟)は東武東上線「柳瀬川」徒歩12分、「みずほ台」駅徒歩13分。隣棟間隔が空いた南東雛壇の造成と、「アンダルシア」に範を得た明るい外観デザインの街並みがマッチしており、好評であった。
■千葉県:74棟 … 契約率24.3%
「ブリックステイト梅郷」(7棟)は東武野田線「梅郷」駅徒歩9分。駅徒歩10分圏内の立地で、当該地の先に位置する「野田みずきの街」周辺の商業施設が身近に利用でき、利便性の良さが評価された。日照条件も良く、青田販売により1ヶ月で完売した。

 

2019年3月

【2019年3月の建売住宅市況】

供給状況

2019年3月に供給された建売住宅は45物件・404棟であった。前月・2月(40物件・340棟)に対して物件数は12.5%の増加、棟数も18.8%の増加となり、1月と同程度の水準に戻った。とは言え年度末のため新規供給は少なく、埼玉県を除くと拾遺物件の捕捉が目立っており、特に東京都において顕著であった。神奈川県は前月比で倍増した。千葉県のみ前月比で減少した。
都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、各都県ともに約2.5割となった。各都県の供給棟数が100棟前後で足並みを揃えたためであり、珍しい事象となった。東京都は物件数では最も多かった一方、供給棟数では僅差で最低となった。
東京都の供給状況は前月と同様な小口供給であり、2桁供給は1物件のみ、全棟販売物件も4~8棟にとどまった。物件の平均価格を見ると3,000万円台~1億円以上(最高は1億4,000万円台の「プラウドシーズン目黒東が丘」)まで全てのレンジを網羅しており、多様な物件が供給されている。ファインコートとしては珍しい都心・文京区の3階建て物件「ファインコート新大塚」を捕捉した(2月の拾遺)。
神奈川県は新規では「ファインコート横濱杉田 第2期1・2次」、拾遺では「アリオンテラス鶴川」「ノイエあざみ野プライムテラス」などを捕捉した。
埼玉県は新規供給が多く、「ワンリンク西大宮332プロジェクト 第8期」(22棟)など。供給エリアは同物件を除いて京浜東北線・埼京線沿線から東側となった。
千葉県は物件数では最も少なかったが、新規のまとまった供給「柏の森×ひととき 南柏 第1・2期」(32棟)により棟数を稼いだ。

(都県別最多平均ライン:3月)

東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台
神奈川県:土地125~149㎡  建物90~99㎡、100~109㎡  価格6,000万円台
埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台

千葉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台

契約状況
2019年3月の月間契約率は52.2%。前月・2月(55.0%)から▲2.8ポイントの下落となり、1月以降5割台前半~半ばにとどまっている。
都県別の契約率を見ると、東京都は6割弱、神奈川県は7.5割、埼玉県は3割、千葉県は4.5割弱。通例は全体平均を底上げする東京都が低調であった。⇒物件の4割強が完売捕捉であるが、平均契約率は6割に届かなかった。
東京都では都心・文京区の3階建て物件「ファインコート新大塚」(5棟)が即日完売した。高額物件「プラウドシーズン目黒東が丘」(5棟)、青田販売の「ネクストステージ戸越銀座Ⅱ」も好調であった。
神奈川県では初月完売物件は無く、実質的には厳しい。その中では「アリオンテラス鶴川」が健闘した。
埼玉県は完売捕捉が1件。その他は青田販売のため契約率は低い数値となった。
千葉県は新規の「柏の森×ひととき 南柏 第1・2期」(32棟)、「パレットコート柏たなか エヴァーシティ 第11期1・2次」(11棟)が健闘した。

(都県別供給・契約動向)

■東京都:98棟 … 契約率58.2%
「ファインコート新大塚」(5棟)は文京区内、丸ノ内線「新大塚」駅徒歩5分。有楽町線「護国寺」、山手線「大塚」駅からも徒歩圏。3階建てでLDに吹抜け、接道区画は屋上バルコニー、敷延は固定階段付き小屋裏収納を設置。従来のファインコートとは異なるが、立地・商品特性の点においてニッチで希少性があり、「都心立地で戸建住宅に住みたい」というニーズに合致し、即日完売した。
■神奈川県:105棟 契約率76.2%
「アリオンテラス鶴川」(10棟)は小田急小田原線「鶴川」駅徒歩3分の鶴見川沿いに立地。各駅停車駅最寄りと価格要因により狭域集客となったが、幅員6mの開発道路を通した開放的な街並み、駅徒歩3分で平坦な導線、駅北側に諸施設が集積する利便性、静かな住環境が評価された。
■埼玉県:102棟 … 契約率30.4%
「THEパームスコート越谷レイクタウン」(全68棟)は武蔵野線「越谷レイクタウン」駅徒歩13分。販売当初は競合が多く、学校が遠い事もあって厳しかったが、商品企画の見直し(配棟、植栽、カラー、屋根形状、暮らしの動線と収納を工夫した5つの間取りコンセプトなど)により、販売は好転して完売。
■千葉県:99棟 … 契約率43.4%
「ブルーミングガーデン市川市国分2丁目」(11棟)は京成本線「市川真間」駅徒歩14分。土地面積33坪以上、日照の良い南西接道中心、総武線「市川」駅が利用可能(徒歩22分)、生活関連施設が身近に揃う事などが評価された。

 

2019年2月

【2019年2月の建売住宅市況】

供給状況

2019年2月に供給された建売住宅は40物件・340棟であった。前月・1月(45物件・418棟)に対して物件数は▲11.1%の減少、棟数も▲18.7%の減少となった。前月は年初という時節柄、供給物件が少なかったが、これを更に下回った。前月に引き続いて東京都の供給の少なさが目立っており、加えて埼玉県が前月に比べて半減している事が影響した。
都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は2割、神奈川県は1.5割と小さな割合。埼玉県は2.5割強、千葉県は最も大きく3.5割弱となっている。東京都は物件数では埼玉県と千葉県を上回っているが、小口供給が主力であるため供給棟数は伸びなかった。
東京都は小口の期分け物件が中心となり、全棟販売物件も小規模であった(⇒2桁供給は1物件のみ、他は1桁供給)。物件の平均価格を見ると4,000万円台~1億円以上まで全てのレンジを網羅しており、多様な物件が供給されている。
神奈川県は新規では「バウスガーデン宮崎台 第1期」など、拾遺では「グレーシアライフ湘南辻堂」「ファインコート新百合ヶ丘レサージュ」などを捕捉した。
埼玉県は物件数の捕捉が前月の4割にとどまり、棟数の大幅減少に繋がった。東武東上線と東武野田線での供給が主力。
千葉県は2桁供給物件が中心となっている。ポラスグループから「リーズン八千代緑が丘 クリエイティブサイト92」の統一タイトルの下に、周辺エリアの複数街区、計92区画の販売が開始された。

(都県別最多平均ライン:2月)

東京都:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台、8,000万円台
神奈川県:土地125~149㎡  建物90~99㎡、100~109㎡  価格5,000万円台、9,000万円台
埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台

千葉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
茨城県(1物件):土地150~174㎡  建物100~109㎡  価格4,000万円台

契約状況
2019年2月の月間契約率は55.0%。前月・1月(50.2%)から4.8ポイントの上昇となり、5割台半ばに回復したが低調感は否めない。
都県別の契約率を見ると、東京都は8割強、神奈川県は7割、埼玉県は3割、千葉県は4.5割。東京都と神奈川県は高いが、供給割合が3.5割と低いため大きな底上げはできなかった。
東京都では初月完売物件は見られず、拾遺物件の完売捕捉により契約率が固まった。その中では「ハピアガーデン向山三丁目」(6棟)が高額ながら好調であった。
神奈川県は「ファインコート新百合ヶ丘レサージュ」(13棟)が全棟登録(キャンセルにより翌月完売)と好調であり、当該エリアの人気が再認識された。バス便の継続物件は厳しかった。
埼玉県は青田販売物件のみの捕捉であり、契約率は低い数値となった。
千葉県は総じて契約率が低いが、拾遺の完売捕捉などにより埼玉県よりは高かった。その中では「オークラホーム柏増尾 ラ・フェリシア」(10棟)が健闘した。

(都県別供給・契約動向)

■東京都:71棟 … 契約率83.1%
「ハピアガーデン向山三丁目」(6棟)は西武豊島線「豊島園」駅徒歩2分、都営大江戸線「豊島園」駅からも徒歩3分の駅近立地。日本庭園が整備された区立向山庭園に隣接し、借景を活かした間取りを採用している。庭園に隣接しない区画には屋上スカイバルコニーを設置し、庭園の緑を感じさせる工夫を行なった。9,000万円台主力と高額ながら、希少性の高い立地が評価された。
■神奈川県:52棟 契約率71.2%
「ファインコート新百合ヶ丘レサージュ」(13棟)は小田急小田原線「新百合ヶ丘」駅徒歩8分。最短の導線では当該地手前に急な上り坂を伴うが、商業施設が集積した「新百合ヶ丘」駅から徒歩10分圏内の立地が評価された。高台に位置し、西方向への眺望が取れる区画は、ビューバスや2階LDKなども採用した。
■埼玉県:93棟 … 契約率32.3%
「クレア浦和美園」(8棟)は埼玉高速鉄道「浦和美園」駅徒歩14分。10m程離れた2つの街区からなり、ノルディックスタイルは白い外観でマルチルームなどを採用、ラスティックスタイルは黒系のダークな外観で土間スペースを採用し特色付けを図った。イオンモール浦和美園へ徒歩6分と近く、導線の印象も良好。
■千葉県:117棟 … 契約率46.2%
「オークラホーム柏増尾 ラ・フェリシア」(10棟)は東武野田線「増尾」駅徒歩11分。天井高4mの吹抜け、中2階大収納、両面バルコニー、スーパーロフトなど、通例の建売住宅ではあまり採用していないプランが評価され、注文住宅志向の人が購入した。

 

2019年1月

【2019年1月の建売住宅市況】

供給状況

2019年1月に供給された建売住宅は45物件・418棟であった。前月・12月(66物件・585棟)に対して物件数は▲31.8%の減少、棟数も▲28.5%の減少となった。当月は年初という時節柄、新たな供給物件は少なく、期分け物件の新規、及び拾遺物件の捕捉が中心となっており、物件数、棟数共に前月比では大きく減少した。通例に比べて東京都の供給の少なさが目立っている。
都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都は1.5割強、神奈川県も1割弱と小さな割合にとどまった。一方、埼玉県は5割弱を占め、千葉県は2.5割弱となっている。
東京都は新規では「プラウドシーズン中野鷺ノ宮 第1~2期」(13棟)、「プラウドシーズン栗平 第10期」(15棟)など少数にとどまった。加えて、拾遺物件の捕捉も少なく、棟数的にはかなり少ない結果となった。
神奈川県も東京都と同様に新規、拾遺共に物件が少なく、新規も大型開発などの期分け販売のみとなった。1物件当たりの棟数が少ないため、供給は東京都を下回った。
埼玉県は拾遺を中心に物件の捕捉数が多く、首都圏の半数近くを占めており、棟数も半数近くを占める結果となった。エリア的には東武線よりもJR線沿線が多く、武蔵野線「東浦和」「東川口」駅最寄りの物件が目立った。
千葉県は物件捕捉では新規が多いものの、棟数では拾遺物件が主力となっている(11月に最終期販売の「ファインコート柏の葉キャンパス 第1~4期」・31棟など)。

(都県別最多平均ライン:1月)

東京都:土地~99㎡、100~124㎡  建物90~99㎡、100~109㎡  価格5,000万円台
神奈川県:土地100~124㎡  建物90~99㎡、100~109㎡  価格5,000万円台
埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格4,000万円台

千葉県:土地125~149㎡、150~174㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
茨城県(1物件):土地150~174㎡  建物100~109㎡  価格4,000万円台

契約状況
2019年1月の月間契約率は50.2%。前月・12月(60.5%)から▲10.2ポイントの大幅下落となり、ジャスト5割。昨年1年間を見てもここまで低い月次は無かった。
都県別の契約率を見ると、東京都の7割弱を除くと低調であり、神奈川県は3割台後半、埼玉県は4割強、千葉県は5.5割。供給の母数が大きい埼玉県に引きずられて、全体では5割という結果になった。
東京都は「プラウドシーズン中野鷺ノ宮 第1~2期」(13棟)が、高額設定ながら健闘した。
神奈川県は駅遠の新規物件(期分け販売)がいずれも契約率0割という結果であり、平均契約率を押し下げた。「アグレシオ エグゼ鷺沼Ⅱ」(3棟)は好調であった。
埼玉県は「ザ・クレストヴィラ南与野」(10棟)、「グランフォーラム南浦和根岸」(10棟)が好調。青田販売物件がほとんどを占めている事から、全体的に契約率は低調であり、完売捕捉物件を除くと6割止まりとなっている。
千葉県は拾遺の「ファインコート柏の葉キャンパス 第1~4期」(31棟)の完売捕捉によって契約率が引き上げられているが、それでも平均で5.5割にとどまった。

(都県別供給・契約動向)

■東京都:71棟 … 契約率69.0%
「プラウドシーズン中野鷺ノ宮 第1~2期」(13棟)は西武新宿線「鷺ノ宮」駅徒歩7分。街区が2つに分かれ、既存公道に面する北・北西接道が中心。街区構成をアピールポイントにできず、かつ高額設定であったが、「プラウドシーズン」のブランド力と急行停車駅徒歩7分の駅近立地により客付けできた。
■神奈川県:40棟 契約率37.5%
「ノイエ青葉台ブランスクエア 第2期」は東急田園都市線「青葉台」駅徒歩14分。徒歩圏立地で平坦な導線により地元評価が高かった。ルーフテラス、固定階段付き小屋裏収納が好評。
「アグレシオ エグゼ鷺沼Ⅱ」(3棟)は「鷺沼」駅徒歩11分。周辺でしばらく供給が無かった事から地元の潜在需要があった。また、「あざみ野」エリアの高額化により値頃感が出せた。
■埼玉県:198棟 … 契約率41.9%
「グランフォーラム南浦和根岸」(10棟)は京浜東北線「南浦和」駅徒歩11分。南浦和駅徒歩圏立地、デベロッパー物件の希少性が評価され、地元及び広域から集客・客付けできた。7,000万円超えの区画は検討客が少なかったが、堅い客層であった。
■千葉県:102棟 … 契約率54.9%
「ファインコート柏の葉キャンパス 第1~4期」(31棟)は「柏の葉キャンパス」駅徒歩11分。「こんぶくろ池自然博物公園」に隣接。駅周辺の賑わいと公園隣接の静かな生活を享受できる。土地面積(50~52坪中心)、建物面積(37~38坪中心)、価格共に周辺水準から突き抜けているが、高い商品特性が評価された。

 

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