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1993年1月から発行している「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT分譲マンション編(現:KOHKEN MONTHLY NET)」「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT建売住宅編」より、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県南部)で新規供給された分譲マンション市場および建売住宅市場の概況を公開しています。(毎月更新)

 

※「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT分譲マンション編(現:KOHKEN MONTHLY NET)」「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT建売住宅編」の調査概要等につきましては、こちら

首都圏分譲マンション市場動向

【2019年12月の分譲マンション市況】

12月の供給量は4,433戸で、前年同月と比べて▲813戸。
平均面積は70.44㎡、月間別では約2年ぶりの70㎡超え。

2019年(令和元年)12月の首都圏マンション市場は、新規供給ベースで178物件4,433戸(このうち新規物件のデビューは30物件・1,199戸)の供給で、前年同月の245件5,246戸に比べて▲813戸・▲15.5%の減少となった。12月は前年5,000戸超えの供給であったが、今年は4,400戸台に留まった(ここ5年の12月供給量は2015年・4,077戸、2016年・3,835戸、2017年・4,002戸、2018年・5,246戸、2019年・4,433戸)。12月の物件数は178件と今年に入って最多物件数。また、2019年の単月ベースで最多件数となった。ここ5年間の12月物件数(2015年186件、2016年228件、2017年215件・2018年・245件、2019年・178戸)。12月の契約率は65.8%・完売率は29.8%で、前年同月に比べ契約率は▲3.4ポイント・完売率は▲1.6ポイントとなった(2018年12月の契約率は69.2%・完売率は31.4%)。

12月の総戸数150戸を超える大型・大規模新規物件は以下の5物件(前年同月11物件)である※⑤は以前から販売していた物件。
①小田急不動産・他「リーフィアレジデンス橋本」(町田市:全425戸/販売100戸)
②京浜急行電鉄「プライムパークス上大岡ザ・レジデンス」(横浜市港南区:全200戸/販売60戸)
③総合地所「ルネ横浜戸塚」(横浜市戸塚区:全439戸/販売137戸)
④東急不動産「ブランズタワー所沢」(所沢市:全155戸/販売40戸)
⑤タカラレーベン「レーベン上尾 GRAN MAJESTA」(上尾市:全183戸/販売183戸)

12月の首都圏全体の平均価格は6,283万円、平均面積は70.44㎡で、平均価格は今年に入って2番目に高い数値(1月:6,690万円)で、平均面積は今年に入って初めて70㎡超えとなった(2017年12月:71.51㎡以来、約2年ぶり)。平均坪単価は@294.9万円/坪で@300万円/坪に迫る勢い。都県別では東京都@365.8万円/坪(23区/383.8万円/坪、都下/195.3万円/坪)、神奈川県@234.4万円/坪、埼玉県@199.9万円/坪、千葉県@203.1万円/坪。

 

2019年の年間供給量は34,141戸、対前年▲5,433戸の減少。
首都圏全体の契約率は68.8%で、年間ベースでは70%を下回る。

2019年の首都圏マンション年間供給量は、34,141戸と対前年比で▲5,433戸・▲13.7%(2018年:39,574戸)で、3年ぶりに前年を下回った(ここ5年の年間供給量は、2015年・45,938戸、2016年39,175戸、2017年・39,292戸、2018年・39,574戸、2019年・34,141戸)。月毎の供給量を見ると、2019年は4,000戸を超える月が2回(3月・4,102戸、12月・4,433戸)、3,000戸を上回った月が2回(6月・3,022戸、11月・3,556戸)だった。その他の月は2,000戸台(4月は1,883戸)で推移した。供給エリアでみると、東京23区の供給シェアが年間平均47.1%で、2018年(45.2%)から+1.9ポイント(東京23区の供給シェアは、2015年48.4%、2016年43.4%、2017年・44.4%、2018年45.2%、2019年47.1%)。2019年の都県別年間供給数は東京都18,754戸(54.9%)、神奈川県7,617戸(22.3%)、埼玉県4,488戸(13.1%)、千葉県3,197戸(9.4%)、茨城県85戸(0.2%)。

年間の平均坪単価は@298.5万円/坪で対前年比+@12.4万円/坪・+4.2%(2018年:@286.1万円/坪)。平均坪単価はここ数年上昇傾向にあり(2015年@259.7万円/坪→2016年@263.4万円/坪→2017年@279.4万円/坪→2018年@286.1万円/坪→2019年@298.5万円/坪、毎年1~5%の上昇)、2010年から10年連続で上昇している。年間の平均価格は5,973万円で対前年比+346万円・+6.1% (2018年:5,627万円)、平均面積は66.15㎡で対前年比+1.13㎡・+1.7%(2018年:65.02㎡)。2018年に比べて平均価格は上昇、平均面積は横ばいとなった。

2019年の月間別契約率は、70%台が4回、60%台が7回、50%台が1回で80%を超えた月は一度もなかった。年間平均契約率は68.8%、対前年比で▲3.3ポイント(2018年は72.1%)。また、平均完売率は29.4%、対前年比で+0.9ポイント(2018年は28.5%)の上昇。年間平均契約率は70%を下回る結果となった(2009~2015年は80%台、2016~2018年は70%台で推移)。

 

2020 年の首都圏分譲マンション年間供給戸数は、33,000~35,000戸水準と予想。
1月は2,000戸前後の供給となる見込み。

2020年の首都圏分譲マンション年間供給戸数は、2019年と同程度か若干下回る『33,000~35,000戸』水準と予想する。なお、1月の供給は2,000戸前後となる見込み。

 

【2019年平均概要推移】
■月別供給戸数の推移

地域 民間 首都圏計
(民間)
公的機関
東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県
1月 供給戸数 1,099戸 498戸 599戸 123戸 ‐戸 2,319戸 ‐戸
市場シェア 47.4% 21.5% 25.8% 5.3% ‐% 100.0%
2月 供給戸数 1,269戸 686戸 491戸 156戸 ‐戸 2,602戸 ‐戸
市場シェア 48.8% 26.4% 18.9% 6.0% ‐% 100.0%
3月 供給戸数 2,208戸 1,031戸 352戸 511戸 ‐戸 4,102戸 ‐戸
市場シェア 53.8% 25.1% 8.6% 12.5% ‐% 100.0%
4月 供給戸数 1,014戸 442戸 163戸 264戸 ‐戸 1,883戸 ‐戸
市場シェア 53.9% 23.5% 8.7% 14.0% ‐% 100.0%
5月 供給戸数 1,365戸 676戸 264戸 382戸 ‐戸 2,687戸 ‐戸
市場シェア 50.8% 25.2% 9.8% 14.2% ‐% 100.0%
6月 供給戸数 1,665戸 784戸 265戸 308戸 ‐戸 3,022戸 ‐戸
市場シェア 55.1% 25.9% 8.8% 10.2% ‐% 100.0%
7月 供給戸数 1,230戸 553戸 313戸 194戸 51戸 2,341戸 ‐戸
市場シェア 52.5% 23.6% 13.4% 8.3% 2.2% 100.0%
8月 供給戸数 1,717戸 343戸 326戸 52戸 ‐戸 2,438戸 ‐戸
市場シェア 70.4% 14.1% 13.4% 2.1% ‐% 100.0%
9月 供給戸数 1,666戸 351戸 314戸 263戸 ‐戸 2,594戸 ‐戸
市場シェア 64.2% 13.5% 12.1% 10.1% ‐% 100.0%
10月 供給戸数 1,293戸 399戸 207戸 265戸 ‐戸 2,164戸 ‐戸
市場シェア 59.8% 18.4% 9.6% 12.2% ‐% 100.0%
11月 供給戸数 1,902戸 753戸 414戸 453戸 34戸 3,556戸 ‐戸
市場シェア 53.5% 21.2% 11.6% 12.7% 1.0% 100.0%
12月 供給戸数 2,323戸 1,101戸 780戸 226戸 ‐戸 4,433戸 ‐戸
市場シェア 52.5% 24.8% 17.6% 5.1% ‐% 100.0%
累計 18,754戸 7,617戸 4,488戸 3,197戸 85戸 34,141戸 ‐戸
2019年累計 34,141戸

 

■平均商品水準の推移

物件数
(件)
供給戸数
(戸)
発売当月契約率(%) 平均価格
(万円)
平均面積
(㎡)
平均坪単価
(万円/坪)
1月 151 2,319 67.1 6,690 67.86 325.9
2月 177 2,602 73.2 6,185 66.40 307.9
3月 177 4,102 72.5 6,100 68.63 293.8
4月 140 1,883 74.9 6,021 63.93 311.3
5月 174 2,687 69.3 5,377 63.04 282.0
6月 167 3,022 69.7 5,411 59.40 301.1
7月 153 2,341 67.8 5,596 66.38 278.7
8月 126 2,438 79.5 6.060 67.01 299.0
9月 173 2,594 62.6 5,797 64.88 295.4
10月 143 2,164 53.3 6,109 65.67 307.5
11月 148 3,566 69.5 5,952 5,952 296.4
12月 178 4,433 65.8 6,283 70.44 294.9
累計 1,907 34,141 68.8 5,973 66.15 298.5

※平均値→中間値掲載物件は中間値×戸数で販売総額換算

 

※2019年分譲マンション市場の月別データはこちら

※2018年以前のデータはこちら

 

首都圏建売住宅市場動向

【2019年11月の建売住宅市況】

供給状況

2019年11月に供給された建売住宅は53物件・419棟であった。前月・10月(45物件・406棟)に対して物件数は17.7%と比較的大きな伸びとなったが、棟数は3.2%と微増にとどまった。各都県の供給を見ると、埼玉県と千葉県は前月+α程度、東京都は大幅減、一方、神奈川県は大幅増となり、全体では前月とあまり変わらない棟数規模の供給となった。

都県別の供給割合(棟数ベース)を見てみると、東京都と神奈川県はほぼ同じ棟数で各2割強、埼玉県と千葉県は全く同じ棟数で3割弱。東京都は捕捉物件数が他3県より少ない1桁にとどまったため、通例に比べると供給規模は小さかった。

東京都は拾遺物件の捕捉が中心となり、新規の捕捉は大型物件の期分け販売のみ。拾遺物件では「アグレシオ武蔵小金井 ラ・メグリエ」(44棟)を一括捕捉しており、東京都の半数近い棟数規模を占めた。そのほかには平均価格が1億円を大きく上回る「プラウドシーズン学芸大学」(6棟)・「ファインコート桜新町」(6棟)や、「プラウドシーズン保谷 第2~3期」(10棟、全20棟)などを捕捉した。
神奈川県は拾遺物件の捕捉が多かったため、供給棟数は大きく伸びた。新規では「プラウドシーズン横浜中山 ブライトヒル 第1期」(8棟、全22棟)、「ファインコート東戸塚 はぐくみのまち 第1期」(8棟、全23棟)などが供給された。
埼玉県は新規物件が比較的多く、「フレーベスト鶴瀬 コトトキの街 第1期」(11棟)、「育美の丘 東大宮 ノースブロック 第1期」(8棟)などが供給された。拾遺物件であるが浦和駅からの徒歩物件「Loose Fit 浦和太田窪」(3棟)を捕捉した。
千葉県は拾遺物件が主力となった。新規では「リーズン西船橋 クレストヴィラ 第1期」(11棟)を除くと期分け販売の少棟供給物件のみ。

 

 

(都県別最多平均ライン:11月)

 東京都:土地      ~99㎡、100~124㎡  建物90~99㎡  価格5,000万円台、1億円~
 神奈川県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格6,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 千葉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 

 

契約状況

2019年11月の月間契約率は59.7%。前月・10月(40.9%)から18.8ポイントの大幅上昇となったが、6割にはわずかに届かなかった。前々月・9月(58.8%)から低水準でのV字の動きとなっている。

都県別の契約率を見ると、東京都は9割強、神奈川県は8割弱、埼玉県は4.5割弱、千葉県は3.5割強。東京都は高契約率であったが、供給棟数が埼玉県と千葉県を下回っており、大きな底上げ効果に繋がらなかった。

東京都は拾遺物件の完売捕捉が多く、特に「アグレシオ武蔵小金井 ラ・メグリエ」(44棟)が平均契約率を上昇させた。平均価格が1億4,000万円を上回る高額物件「プラウドシーズン学芸大学」(6棟)は2期分け販売でそれぞれ即日完売と好調。
神奈川県は「プラウドシーズン横浜中山 ブライトヒル 第1期」(8棟)が即日完売した。
埼玉県は「Loose Fit 浦和太田窪」(3棟)が青田販売により3ヶ月弱で完売。
千葉県は拾遺物件を含めて低調な中、新規の「リーズン西船橋 クレストヴィラ 第1期」(11棟)が好調。

 

(都県別供給・契約動向)

■東京都:90棟 … 契約率92.2%
「プラウドシーズン学芸大学」(6棟)は東急東横線「学芸大学」駅徒歩11分。静かな住宅地内に位置しており、希少性のある立地の評価が高かった。第三者所有地に日影の掛からない2棟には3階建てのプランを採用し、建物面積を広く確保した。建物面積141㎡(カーポートを除くと120㎡強)の南東角区画は、1億7,000万円超えの高額設定ながら2倍の登録を得た。
■神奈川県:91棟 契約率79.1%
「ファインコートLaLa湘南平塚」(全166区画)は第6期3次まで販売が進み、計119棟が成約済み。当初より商圏が狭域化する一方、歩留まりは25%と高い(最近1年間)。また、20歳代やシニア層の購入が増えている。2台目の車庫や駐輪場(バイクや3台以上の自転車)が欲しいなどの要望が多くなり、庭を削ってマルチスペースを設置した区画を増やしている。
■埼玉県:119棟 … 契約率43.7%
「Loose Fit浦和太田窪」(3棟)は京浜東北線「浦和」駅徒歩15分に立地する3階建て。周辺物件は狭小化しており、土地・建物面積(24・34坪)のゆとりが評価され、完成前に完売。浦和駅徒歩圏の浦和区立地の評価により、市内他区から買い上がった。
■千葉県:119棟 … 契約率36.1%
「リーズン西船橋 クレストヴィラ 第1期」(11棟)は京成本線「東中山」駅徒歩3分の高台立地、加えて総武線「西船橋」駅からも歩ける立地(徒歩15分)が評価されて好調。

 

【2019年平均概要推移】
■月別供給棟数の推移

地域 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 山梨県 首都圏計
1月 供給棟数 71棟 40棟 198棟 102棟 7棟 ー棟 418棟
市場シェア 17.0% 9.6% 47.4% 24.4% 1.7% ー% 100.0%
2月 供給棟数 71棟 52棟 93棟 117棟 7棟 ー棟 340棟
市場シェア 20.9% 15.3% 27.4% 34.4% 2.1% ー% 100.0%
3月 供給棟数 98棟 105棟 102棟 99棟 ー棟 ー棟 404棟
市場シェア 24.3% 26.0% 25.2% 24.5% ー% ー% 100.0%
4月 供給棟数 140棟 35棟 117棟 74棟 ー棟 ー棟 366棟
市場シェア 38.3% 9.6% 32.0% 20.2% ー% ー% 100.0%
5月 供給棟数 87棟 36棟 80棟 57棟 ー棟 ー棟 260棟
市場シェア 33.5% 13.8% 30.8% 21.9% ー% ー% 100.0%
6月 供給棟数 147棟 33棟 47棟 172棟 2棟 ー棟 401棟
市場シェア 36.7% 8.2% 11.7% 42.9% 0.5% ー% 100.0%
7月 供給棟数 108棟 75棟 74棟 56棟 ー棟 ー棟 313棟
市場シェア 34.5% 24.0% 23.6% 17.9% ー% ー% 100.0%
8月 供給棟数 113棟 65棟 76棟 61棟 ー棟 ー棟 315棟
市場シェア 35.9% 20.6% 24.1% 19.4% ー% ー% 100.0%
9月 供給棟数 114棟 71棟 63棟 53棟 5棟 ー棟 306棟
市場シェア 37.3% 23.2% 20.6% 17.3% 1.6% ー% 100.0%
10月 供給棟数 151棟 29棟 112棟 114棟 ー棟 ー棟 406棟
市場シェア 37.2% 7.1% 27.6% 28.1% ー% ー% 100.0%
11月 供給棟数 90棟 91棟 119棟 119棟 ー棟 ー棟 419棟
市場シェア 21.5% 21.7% 28.4% 28.4% ー% ー% 100.0%
12月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
累計 1,190棟 632棟 1,081棟 1,024棟 21棟 ー棟 3,948棟
30.0% 16.0% 27.4% 25.9% 0.5% ー% 100.0%

 

■平均商品水準の推移

物件数
(件)
供給棟数
(棟)
発売当月契約率(%) 平均価格
(万円)
平均土地面積
(㎡)
平均建物面積
(㎡)
1月 45 418 50.2 4,998 126.92 101.91
2月 40 340 55.0 5,078 120.28 98.08
3月 45 404 52.2 4,955 118.47 97.51
4月 38 366 56.3 5,265 118.72 97.07
5月 33 260 57.3 5,333 123.42 98.14
6月 46 401 64.3 5,203 129.22 102.06
7月 36 313 71.9 6,014 118.80 98.92
8月 41 315 63.5 5,384 122.96 98.95
9月 44 306 58.8 5,235 121.62 97.27
10月 45 406 40.9 4,991 118.93 96.99
11月 53 419 59.7 4,878 119.38 98.88
12月

※平均値→中間値掲載物件は中間値×棟数で販売総額換算

 

※2019年建売住宅市場の月別データはこちら

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