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1993年1月から発行している「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT分譲マンション編(現:KOHKEN MONTHLY NET)」「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT建売住宅編」より、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県南部)で新規供給された分譲マンション市場および建売住宅市場の概況を公開しています。(毎月更新)

 

※「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT分譲マンション編(現:KOHKEN MONTHLY NET)」「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT建売住宅編」の調査概要等につきましては、こちら

首都圏分譲マンション市場動向

【2020年8月の分譲マンション市況】

8月の供給は2,304戸。供給戸数は23区が対前年同月比で▲47.1%の大幅減少。
一方で、神奈川県や千葉県等の郊外物件の供給が増加。

2020年(令和2年)8月の首都圏マンション市場は、新規供給ベースで138物件2,304戸(このうち新規物件のデビューは43物件・1,410戸)だった。前年(2019年)8月の126物件2,438戸に比べて▲134戸・▲5.5%の減少。エリア別では23区が対前年比▲47.1%(2019年8月:1,624戸→2020年8月:859戸)で大幅な減少。一方で、神奈川県 (2019年8月:343戸→2020年8月:475戸)と千葉県(2019年8月:52戸→2020年8月:548戸)が大幅な増加となった。コロナウィルスの影響により在宅勤務やリモート化が進んでいることから、郊外物件の人気回復による供給増加が考えられる。

※年次別同期比
2015年(平成27年)8月:3,433戸(1~8月:30,193戸)→年間計 45,938戸
2016年(平成28年)8月:3,782戸(1~8月:25,786戸)→年間計 39,175戸
2017年(平成29年)8月:3,365戸(1~8月:24,357戸)→年間計 39,292戸
2018年(平成30年)8月:1,817戸(1~8月:23,936戸)→年間計 39,574戸
2019年(令和元年)8月:2,438戸(1~8月:21,394戸)→年間計 34,141戸
2020年(令和 2年)8月:2,304戸(1~8月:16,378戸)→※前年より5,016戸下回る。

 

8月の総戸数150戸を超える大型・大規模新規物件は以下の4物件(前年同月1物件)。※④は以前から販売している物件。
①マリモ・他「ポレスター昭和記念公園」(昭島市:全168戸/販売51戸)
②住友不動産・他「シティテラス横浜」(横浜市西区:全313戸/販売57戸)
③三井不動産レジデンシャル「パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」(船橋市:全231戸/販売63戸)
④フージャースコーポレーション「デュオヒルズ・ザ・グラン」(柏市:全253戸/販売253戸)

8月の首都圏全体の平均坪単価は@291.0万円/坪で2ヶ月連続の下落。前月(@296.3万円/坪)に続いて2ヶ月連続の@290万円台となった。都県別では、東京都@385.9万円/坪(23区:@427.0万円/坪、都下:@272.5万円/坪)、神奈川県@292.6万円/坪、埼玉県@233.8万円/坪、千葉県@175.0万円/坪。東京都は前年同月(2019年8月:@324万円/坪)に比べて大幅な上昇となった。平均価格は5,544万円で3ヶ月連続の下落(6月5,947万円、7月5,692万円)、平均専有面積は62.98㎡で3ヶ月連続60㎡台前半(6月62.72㎡、7月63.51㎡)が継続している。

 

契約率は76.3%、完売率は36.2%で、契約率は4か月連続で下落。
個別物件では、郊外での好調物件が目立つ。

契約率は76.3%・完売率は36.2%で、前年同月に比べ契約率は▲3.2ポイント・完売率は▲0.3ポイント(2019年8月の契約率は79.5%・完売率は36.5%)となっている。契約率は、3か月連続で下落し、先月に続き70%台後半となった。コロナウィルスの影響で販売が自粛された5月以降、供給戸数が少ないこともあり契約率は下落傾向にある(5月93.9%→6月81.0%→7月78.1% )。一方で、完売率は今年に入って2番目に高く、売れ行き好調物件と厳しい物件との格差が広がっている模様。

 上記大型・大規模新規物件の「ポレスター昭和記念公園」が即日完売と好調な売れ行き。「パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」も契約率80%超えで順調な売れ行き。中小規模物件では「プレミスト北浦和ブライトフォート」(さいたま市中央区:全87戸/販売42戸)が完売。「ザ・パークハウス鎌倉」(鎌倉市:全23戸/販売18戸)、「エクセレントシティ北小金」(松戸市:全67戸/販売20戸)、「浦安ワンダフルプロジェクト」(浦安市:全77戸/販売32戸)等が順調な売れ行きで、郊外物件の好調さが目立った。

 

9月も新規物件が少なく、2,000戸前後の供給予想。
コロナウィルスの影響により、しばらくの間は低調な供給戸数が継続する模様。

9月は新規物件が少なく2,000戸前後の供給予想。大型・大規模物件は、「プラウドタワー東池袋ステーションアリーナ」(豊島区:全248戸)、「メイツ西白井」(白井市:全270戸)の2物件。今後のコロナウィルスの影響次第で販売状況が変化する可能性はあるものの、しばらくの間は低調な供給が継続する模様。

 

 

【2020年平均概要推移】
■月別供給戸数の推移

地 域 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 首都圏計
1月 供給戸数 1,486戸 224戸 167戸 213戸 ‐戸 2,090戸
市場シェア 71.1% 10.7% 8.0% 10.2% ‐% 100.0%
2月 供給戸数 1,490戸 870戸 245戸 94戸 ‐戸 2,699戸
市場シェア 55.2% 32.2% 9.1% 3.5% ‐% 100.0%
3月 供給戸数 1,309戸 475戸 264戸 217戸 ‐戸 2,265戸
市場シェア 57.8% 21.0% 11.7% 9.6% ‐% 100.0%
4月 供給戸数 517戸 73戸 56戸 341戸 ‐戸 987戸
市場シェア 52.4% 7.4% 5.7% 34.5% ‐% 100.0%
5月 供給戸数 643戸 374戸 341戸 20戸 ‐戸 1,378戸
市場シェア 46.7% 27.1% 24.7% 1.5% ‐% 100.0%
6月 供給戸数 1,027戸 270戸 63戸 494戸 ‐戸 1,854戸
市場シェア 55.4% 14.6% 3.4% 26.6% ‐% 100.0%
7月 供給戸数 1,219戸 809戸 495戸 278戸 ‐戸 2,801戸
市場シェア 43.5% 28.9% 17.7% 9.9% ‐% 100.0%
8月 供給戸数 1,080戸 475戸 201戸 548戸 ‐戸 2,304戸
市場シェア 46.3% 20.6% 8.7% 23.8% ‐% 100.0%
9月 供給戸数 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸
市場シェア ‐% ‐% ‐% ‐% ‐% ‐%
10月 供給戸数 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸
市場シェア ‐% ‐% ‐% ‐% ‐% ‐%
11月 供給戸数 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸
市場シェア ‐% ‐% ‐% ‐% ‐% ‐%
12月 供給戸数 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸 ‐戸
市場シェア ‐% ‐% ‐% ‐% ‐% ‐%
累 計 供給戸数 8,771戸 3,570戸 1,832戸 2,205戸 ‐戸 16,378戸
市場シェア 53.6% 21.8% 11.2% 13.5% ‐% 100.0%

 

■平均商品水準の推移

物件数
(件)
供給戸数
(戸)
発売当月契約率(%) 平均価格
(万円)
平均面積
(㎡)
平均坪単価
(万円/坪)
1月 104 2,090 74.1 6,476 58.43 366.4
2月 140 2,699 79.1 5,827 58.50 329.3
3月 116 2,265 74.5 6,224 62.26 330.5
4月 37 987 81.4 5,401 66.56 268.2
5月 41 1,378 93.8 4,401 53.69 271.0
6月 99 1,854 81.0 5,947 62.72 313.4
7月 131 2,801 78.1 5,692 63.51 296.3
8月 138 2,304 76.3 5,544 62.98 291.0
9月
10月
11月
12月
累計 806 16,378 78.8 5,770 61.06 312.4

※平均値→中間値掲載物件は中間値×戸数で販売総額換算

 

※2020年分譲マンション市場の月別データはこちら

※2019年以前のデータはこちら

 

首都圏建売住宅市場動向

【2020年7月の建売住宅市況】

供給状況

2020年7月に供給された建売住宅は43物件405棟。前月6月(94物件・677棟)に対して物件数は▲54.3%、棟数は▲40.2%の大幅な減少となった。6月が新型コロナウィルス感染拡大防止のための販売自粛明けで供給が大幅に増加した反動からか、7月は大きく減少している。ただし、通常の供給ペースに戻りつつあるとの見方もできる。新規供給と拾遺物件の補足がおおむね半々となっている。

都県別の供給割合(棟数ベース)は、千葉県が46.9%で最も多く、次いで東京都が35.3%で多く、2都県で約8割強を占める。他は神奈川県が12.1%、埼玉県が5.7%で、埼玉県が非常に少なくなっている。 前月と比べると、千葉県が割合を大きく拡大させている。東京都は供給戸数は多いが、前月に比べると割合は縮小している。埼玉県が大きく割合を縮小させている。神奈川県も割合を縮小させている。

東京都では新規と拾遺物件の補足が半々で、新規では細田工務店、飯田産業、コスモスイニシア、野村不動産、などが供給している。拾遺物件の補足は、三井不動産レジデンシャル、アグレ都市デザイン、大和ハウス工業、日興タカラコーポレーションなどが供給。
神奈川県も新規、拾遺物件が半々で、新規は住友林業、パナソニックホームズ、ミサワホーム、一建設、野村不動産、三井不動産レジデンシャル。拾遺物件は、大和ハウス工業、アーネストワン、アグレ都市デザイン。
埼玉県は新規がなく、拾遺物件のみで、飯田産業、ポラスマイホームプラザ、東栄住宅、ポラスタウン開発。
千葉県も新規と拾遺物件が半々で、新規は三井不動産レジデンシャル、野村不動産、飯田産業。拾遺は大倉、パナソニックホームズ、住友林業、など。

 

 

 

(都県別最多平均ライン:7月)

 東京都:土地100~124㎡以下  建物90~99㎡  価格4,000万円台
 神奈川県:土地100~149㎡  建物100~109㎡  価格3,000、5,000、6,000万円台
 埼玉県:土地100~124㎡  建物90~99㎡  価格3,000万円台
 千葉県:土地100~124㎡  建物100~109㎡  価格4,000万円台
 

 

契約状況

2020年7月の月間契約率は68.9%。前月6月(40.0%)から+28.9ポイントも大きく上昇し7割弱まで契約率が改善している。ただし、物件ごとでみると売れ行きの差は大きく見られており、建売住宅の売れ行きが好調という話は聞くものの、一様に売れ行きが改善しているとは言えない。

都県別の契約率をみると、東京都は68.5%、神奈川県は36.7%、埼玉県は43.5%、千葉県は80.5%となっており、千葉県が80%を超えている。東京都も7割弱と高い。千葉県と東京都が大きく契約率を上昇させている。千葉県では大規模の拾遺物件が掲載されて契約率を大きく引き上げている。一方で神奈川県は契約率を大きく下げている。

東京都では、新規では「プラウドシーズンひばりヶ丘穏景の邸 第1期」(6棟)、「グランフォーラム豪徳寺 第1期1次」(3棟)、「グランフォーラム上北沢 第1期1次」(2棟)などが良好。拾遺では「レジデンシャル ノイエ練馬桜台」(17棟)、「プラウドシーズン成城 静景の邸」(8棟)などが良好。
神奈川県では、新規の「プラウドシーズン横浜中山陽光の街 第3・4期」(15棟)が良好。
埼玉県では、拾遺の「コトマチ宮原Ⅱ」(3棟)が良好。
千葉県では、新規の「プラウドシーズン南柏 第1期」(17棟)が良好。拾遺では「CO・CO・LO・COURT 第1~6期」(133棟)が良好。

 

 

 

(都県別供給・契約動向)

■東京都:143棟 … 契約率68.5%
「レジデンシャル ノイエ練馬桜台」(17棟)は東京メトロ副都心線・有楽町線「氷川台」駅徒歩11分。新型コロナ感染拡大の影響はみられず、顧客は動いており、販売が進んだ。条件志向で販売が進む。
■神奈川県:49棟 契約率36.7%
「アグレシオ北山田Ⅱ」(2棟)は横浜市営地下鉄ブルーライン「北山田」駅徒歩9分。ゴールデン・ウィークから販売した「アグレシオ北山田」(3棟)に予算が届かなかった来場者に案内し、1棟が成約。もう1棟にもネットの反響ですぐに客が付き、月内に完売。
■埼玉県:23棟 … 契約率43.5%
「コトマチ宮原Ⅱ」(3棟)はJR高崎線「宮原」駅徒歩17分。駅からは遠かったが、徒歩圏内に生活利便施設が充実していることが評価され、早期に完売した。
■千葉県:190棟 … 契約率80.5%
「CO・CO・LO・COURT 第1~6期」(133棟)はつくばエクスプレス「柏たなか」駅徒歩11分。大手ハウスメーカー6社JVによる大規模開発。令和元年5月の販売開始から1年半弱で建売120棟を成約し好調。価格志向で販売が進む。埼玉県内のTX沿線、都内、横浜市など首都圏広域から集客。

【2020年平均概要推移】
■月別供給棟数の推移

地域 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 山梨県 首都圏計
1月 供給棟数 99棟 38棟 110棟 78棟 ー棟 ー棟 325棟
市場シェア 30.5% 11.7% 33.8% 24.0% ー% ー% 100.0%
2月 供給棟数 132棟 75棟 58棟 47棟 ー棟 ー棟 312棟
市場シェア 42.3% 24.0% 18.6% 15.1% ー% ー% 100.0%
3月 供給棟数 123棟 217棟 80棟 122棟 ー棟 ー棟 542棟
市場シェア 22.7% 40.0% 14.8% 22.5% ー% ー% 100.0%
4月 供給棟数 211棟 52棟 145棟 49棟 ー棟 ー棟 457棟
市場シェア 46.2% 11.4% 31.7% 10.7% ー% ー% 100.0%
5月 供給棟数 82棟 27棟 116棟 101棟 ー棟 ー棟 326棟
市場シェア 25.2% 8.3% 35.6% 31.0% ー% ー% 100.0%
6月 供給棟数 275棟 122棟 126棟 154棟 ー棟 ー棟 677棟
市場シェア 40.6% 18.0% 18.6% 22.7% ー% ー% 100.0%
7月 供給棟数 143棟 49棟 23棟 190棟 ー棟 ー棟 405
市場シェア 35.3% 12.1% 5.7% 46.9% ー% ー% 100.0%
8月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
9月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
10月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
11月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
12月 供給棟数 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟 ー棟
市場シェア ー% ー% ー% ー% ー% ー% ー%
累計 1,065棟 580棟 658棟 741棟 ー棟 ー棟 3,044棟
35.0% 19.1% 21.6% 24.3% ー% ー% 100.0%

 

■平均商品水準の推移

物件数
(件)
供給棟数
(棟)
発売当月契約率(%) 平均価格
(万円)
平均土地面積
(㎡)
平均建物面積
(㎡)
1月 42 325 50.8 4,836 125.08 97.82
2月 33 312 67.9 4,954 117.12 96.26
3月 73 542 43.5 4,703 119.86 99.79
4月 58 457 30.9 4,286 119.53 96.58
5月 35 326 35.3 4,181 122.61 101.40
6月 94 677 40.0 4.407 114.59 95.26
7月 43 405 68.9 5,505 131.99 102.53
8月
9月
10月
11月
12月

※平均値→中間値掲載物件は中間値×棟数で販売総額換算

 

※2020年建売住宅市場の月別データはこちら

※2019年以前の過去データはこちら

 

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